産後3ヶ月の子どもを完母で子育て中にピロリ菌の除菌治療をしました!
無事に治療後も完母に戻せた私の体験をご紹介します!
このブログでは授乳中にピロリ菌除菌し、薬を飲み終わった後に完全母乳に戻すまでの体験談と授乳中の治療に必要だったものや気をつけたことをご紹介します。
- 授乳中でも胃カメラ検査はできる!胃カメラ検査の後は授乳OK
- 治療したほうがいいと判断されれば授乳中でもピロリ菌除菌が可能!治療中は授乳中断を検討する
- 除菌中にしっかり搾乳して完母に戻れた!
- 治療前に助産師さんに母乳相談しておくのがおすすめ!
- 乳腺炎対策で搾乳時間の間隔を短くする
- 7日間だからといってミルクでの授乳グッズと搾乳グッズはケチらない
- 私は服薬をやめて48時間経ってから授乳を再開した
ピロリ菌除菌開始までと除菌開始後の流れ
0歳3ヶ月の子どもに授乳中なのにピロリ菌除菌を決めたワケはこちらのブログでも紹介しております!
ピロリ菌除菌治療を始めるまでは、以下のような流れでした。
- 胃腸科を受診して、胃カメラ検査の予約
- 胃カメラ検査でピロリ菌感染症状が見つかったら血液検査
- 血液検査で抗体価10以上の陽性なら除菌治療開始
そして、除菌中と除菌後のスケジュールはこんな感じです。
- 7日間は朝と晩に忘れず薬を飲む
- 7日間飲み終わってから6週間以上あけて、除菌が成功したかどうかの呼気検査実施
除菌が成功したかどうかの呼気検査は病院によって「8週以上あけて」などバラバラのようでした。
「7日間ただ薬を飲むだけ」ぐらい少し軽い気持ちでしたが、想像以上に搾乳が大変でした。治療後に完全母乳に戻したかった搾乳に必死でした。
実際のスケジュールを以下で紹介します!
授乳中の除菌治療の体験談|治療は夜からはじめたスケジュール
朝と夜が1セットになったボノサップパックですが、「夜からはじめても問題ない」と薬剤師さんに聞いたので、私は夜から薬を飲みはじめました。
上の子が保育園に行った後の朝9:00と、歯磨きを始める前の夜9:00に薬を飲むと決めて開始しました。
- 夜7:00に授乳
- 夜9:00に薬を飲み始める
- 10:30に搾乳 この時の搾乳量は150ml
薬を飲んでからお腹(腸)がキュルキュル、ゴロゴロ言っていましたが、お腹をくだす副作用はなかったです。
- 前日の夜、ご飯をお腹いっぱい食べたら朝から胃が痛くて絶不調
- お腹は空くけど食べると痛いのでおかゆとヨーグルトのみ
- 夜ご飯に食べたおかゆでも胃が痛い気がする
- 何かを食べるとお腹が痛く感じるのでこの日もおかゆとヨーグルトのみ
- ミルクに変えてから子どもが便秘気味なことに気がつく
便秘気味で唸っていて可哀想だったのでこの日から毎日綿棒浣腸をはじめました。
- 上の子を寝かしつけて一緒に寝てしまい、夜薬を飲み忘れそうになる
- この日もおかゆとヨーグルトのみ
上の子を寝かしつけていたらウトウトしてしまい薬を飲むのが30分遅れてしまいました。この日から飲み忘れ対策でアラームをかけるようにしました。
- 朝4:00搾乳の際に寝ぼけていてあまり搾乳できず100ml
- 朝7:00 起きると胸に熱感があり、なぜか80mlしか搾乳できない
- 乳腺炎になりかけているのか、ずっと胸が助産師さんに乳房マッサージを依頼
- この日はおかゆとヨーグルトとたまごやきとチーズを食べる
ご飯もまともに食べられていないからか50mlしか搾乳できない時間もありました。
助産師さんにアドバイスをもらって搾乳機で搾乳後に手でも絞って詰まらないように気を付けました。
- 胃の調子が良かったので、前日の夜ご飯に焼きそばを食べたら朝から胃が痛くて絶不調
- またおかゆとヨーグルトのみに戻る
- 搾乳機&手絞りで胸の痛みと熱感は落ち着いてきた
- 朝出かける予定があり慌てていたので薬を飲み忘れそうになる
- 搾乳機を忘れてしまいうまく搾乳できなくて乳腺炎になりかける
- この日もおかゆとヨーグルトのみ
- 朝9:00に薬を飲み終えるが授乳は薬を飲み終えてから48時間後にしたかったので搾乳を続ける
- 朝からおっぱいが腫れている気がするので2時間ごとの搾乳に変える
- この日もおかゆとヨーグルトのみ
- ビフィズス菌サプリを飲み始める
抗生剤でピロリ菌を除菌しますが、抗生剤の影響で腸にいる善玉菌も死んでしまうことがあるという記事を目にしたので、腸活の為にビフィズス菌のサプリを飲み始めました!
- 胃痛も落ち着いてきて固形物が食べられるようなる
いつも夜ご飯を食べて、朝胃が痛くなることに気がつきました。夜ご飯を軽めにしたら胃痛が治まりました!
- 薬を飲み終えてから48時間経過したので朝11:00から直母に切り替え。
- 乳頭拒否もなく完全母乳に戻る。
食べられないことも多かった1週間でしたが最後の搾乳は120mlぐらいだったので、完全母乳に戻すことができました!
1週間の服薬と10日間の搾乳生活を終えて、気を付けた方がいいことがあったのでまとめました。
鳥肌胃炎体験談|-ピロリ菌除菌治療で気を付けるべきだと思ったこと
- 7日間薬を飲むだけだけど、意外と飲み忘れやすいので対策をする
- 子どもの寝かしつけで自分も寝てしまわないように気を付ける
- 薬の飲み忘れやトラブルになりやすいので極力出かけしないようにすると自分が楽
- 胃酸を抑える薬(タケキャブ)を飲むので、夜の消化が悪くなりやすかった!夜は軽めにするか早い時間に食べる!
- 除菌治療と共にLG21ヨーグルトを取って少しでも除菌効果を上げる
- ビフィズス菌を取ることででおならが臭くなるのを防ぐ!
そして、授乳中に除菌治療を始める際には準備が大切だったので、下記でご紹介します!
私が授乳中にピロリ菌除菌治療をするために準備したもの
上記では一般的にピロリ菌除菌治療で気を付けるべきだと思ったことをまとめましたが、私の体験を元に授乳中の方に気を付けていだきたいことをこちらにまとめました。
- 寝かしつけで自分も寝てしまわないようにアラーム必須
- 乳房トラブルになりやすいので極力出かけしないようにする
- 搾乳機は絶対必要!電動搾乳機があると手の負担が減る!時短になる!
- 搾乳機だけでは搾り切れないので最後は手でも搾乳する
上の子の寝かしつけでうっかり服薬時間をすぎてしまったこともあったのでアラーム必須です!
私が授乳中にピロリ菌除菌治療をするにあたって準備したものは以下です。
- 搾乳機
- 手絞り用のタオルかカーゼ
- 哺乳瓶と除菌グッズ
- ミルク
- 調乳用水筒(湯沸かしポットでも可)
搾乳機
ピロリ菌除菌治療を機に完全ミルクにする人以外は、必須になるのが搾乳機です。
私は、除菌治療中の1週間のみ搾乳に切り替えて、治療後は完全母乳に戻したかったので、搾乳機を使いました。
1人目の時に搾乳機を使っていたので、元々あったピジョンの手動の搾乳機を使いました。
でも、やってみて思ったのですが、1日の授乳が5~7回はあるので、7日間で35〜49回絞る計算になります。
その度にシュコシュコとレバーを引くのがかなり疲れます。腱鞘炎になりかけているような人には手動はお勧めできません。
今から買うという人であれば電動の搾乳機がおすすめです!!
腱鞘炎ではなかったですが、手動で絞って手が痛くなりました…。
9000円位で買えるので1回の搾乳が185円程度で出来ます!
また、上の子がいたので、お出かけの予定を入れてしまい数時間だけでしたがお出かけをした日がありました。
しかし、出かけるときにバタバタしてしまい薬を飲み忘れてしまいそうになり、搾乳機を忘れてしまい乳房トラブルになりかけました。
手絞り用のタオルかガーゼ
搾乳機でしっかり絞っていましたが、搾乳機では搾り切れません。
絞り切れないと乳腺炎になってしまう可能性が高くなるので、搾乳機で絞ったあと、必ず手絞りをするようにしてください!
タオルやガーゼなんでも大丈夫です!手絞りもしないと絶対におっぱいが張ってしまいます。
手で搾乳するときのやり方は上記のサイトが参考になると思います!
私は1人目のときに乳腺炎を経験しているので「乳腺炎になりそう!」というのがわかり助産師さんにマッサージしてもらえて何とかなりました。
哺乳瓶と除菌グッズ
ピロリ菌除菌治療中に搾乳機を使って1週間乗り切る場合、最低でも哺乳瓶が2本は必要です。
1本は赤ちゃんにミルクを与える用。もう1本はじぶんの搾乳用です。
2本あると、ミルクをあげた後に赤ちゃん用の哺乳瓶は除菌しておいて、もう1本の哺乳瓶で搾乳することができます!
1本しかないと授乳と搾乳の間隔があまりないので、すぐに洗ってすぐに除菌して・・・とストレスになります。
また、哺乳瓶が2本あればパパに授乳してもらって、ママは自分の授乳と分担することも可能です!
搾乳機と同じメーカーの哺乳瓶を選ぶと互換性があるので安心です!
除菌グッズは、電子レンジで消毒できるものがお手軽です!
哺乳瓶がプラスチックの場合は、傷つきにくいスポンジブラシがおすすめです!
ミルク
月齢によって与えるミルクの量が異なるので、月齢に合わせた1週間分のミルクが必要です。
缶だと多すぎる場合には小分けのスティックがおすすめです!
私は3か月の時にピロリ菌除菌をしたので、1回あたり160~180mlしか飲んでくれず、200ml作ったのに捨てるのがもったいないので、20mlずつに割って使えるらくらくキューブを使いました!
普通の小分けスティックみたいにこぼれることもなかったので楽でした!
調乳用水筒
我が家は2階建ての一軒家に住んでいるので、夜間の調乳の為に階段を下りていくのがかなり面倒でした。
調乳用水筒があれば寝る前に沸かしたお湯で、2回でミルクを作って冷ます間に搾乳ができたので便利でした!
保温ポットがあればそれでも代用可能です!でも調乳用水筒だとお出かけにも持って行けるので便利です!
ピロリ菌除菌治療と授乳!いつ授乳再開した?
私がピロリ菌除菌に使ったのはボノサップパックという薬のセットで、1回に飲む分量がひとパックになっています。
ボノサップパック400内容はタケキャブ20、クラリス200、アモキシシリン250でした。
飲み忘れないように日付と曜日を書いてあります!
胃腸科の先生と薬剤師さんの両方に『授乳の中断と授乳再開時期の確認』をしました。
胃腸科の先生からは「薬を飲み続けている間の1週間は授乳を中断。1週間薬を飲みきったら次の日から授乳再開してOK」と言われました。
薬剤師さんからは「クラリスロマイシン、アモキシシリンは乳幼児に使うこともあるので、絶対に使用してはいけないわけではないけど、安全面を考えると断乳するのが望ましい。1番半減期が長いものに合わせて次の日からの授乳でもOK」と説明されました。
女性の薬剤師さんだったので「もしお母さんが心配なら薬を飲み終えてから1日(24時間)空ける、もしくは完全に母乳に戻さず1日1回から少しずつ母乳にに戻すのでもいいかもね」と提案を受けました。
念には念を入れて自分でもしっかり薬について調べるタイプなので、ボノサップパックの中に入っているタケキャブ20、クラリス200、アモキシシリン250についても調べました。
薬の名前 | 一般名・薬効分類名 | 半減期 | 効果 | 授乳におけるリスク分類 | 参考ページ |
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タケキャブ | ボノプラザンフマル酸塩錠 | 7~8時間 | 胃内において胃酸分泌を抑える ピロリの除菌の補助 | 不明 | タケキャブ |
クラリスロマイシン | マクロライド系抗生物質製剤 | 1.7時間 | 抗生剤 | L1 | クラリスロマイシン |
アモキシシリン | アモキシシリン水和物 | 5~7時間 | 抗生剤 | L1 | アモキシシリン |
一番長い半減期が8時間だったので、理論上は8時間で2分の1、16時間で4分の1、24時間で16分の1、32時間で256分の1、40時間で65,536分の1、48時間で4,294,967,296分の1になるという計算になります。
胃腸科の先生と薬剤師さんは次の日からOKと言っていましたが、念には念を入れて薬を飲み終わって48時間空けて授乳を再開することにしました!
自分が安心できる、後悔しない投薬、授乳はどういうものか、先生と薬剤師さんの話を元に考えてみました。計算には間違いがあるかもしれません。
皆さんも情報を鵜呑みにせず、ご自身で考えてみてくださいね!
まとめ
生後3か月の子どもの授乳中にピロリ菌除菌を決断したお話しでした。次の記事では投薬中の搾乳の様子を公開します!
- 授乳中でも胃カメラ検査はできる!
- 治療したほうがいいと判断されれば授乳中でもピロリ菌除菌が可能!
- 胃カメラ検査の後は授乳OK
- ピロリ除菌中は授乳中断を検討する
- 除菌中にしっかり搾乳して完母に戻れた!