海外では別室就寝が当たり前と聞きますが本当にそうなのかな?
海外では子供も一人で寝るのが当たり前という地域も多いようですが、日本では小さな子供を別室で寝かせることは少ないように思います。
実際に私が調べた時にもあまり情報がなく、どうやって別室就寝の環境を整えるべきか、そもそも別室就寝して大丈夫なのか、など不安なことも多かったので、我が家と同じように1歳から親子別室にしたいなぁと思っている方の参考になればと思います!
- アメリカでは赤ちゃんと別室就寝するなら6ヶ月以降が推奨
- 1歳ごろになれば安全面でも不安が少なくなる
- 我が家が別室就寝にした理由
- 1歳から別室就寝させる最大のメリットは親子の安眠、旅行へ出かけた時にはデメリットも有
アメリカでは子供を別室で寝かしつけるのがあたりまえ?
「海外では子供を別室で寝かせることがあたりまえだよ」というような話を耳にしたことはありますか?
こんなTwitterも一時期話題になりましたよね!
我が家はジーナ式ネントレを取り入れており、ジーナ式でも別室就寝が推奨されています。(改訂版では6ヶ月以降)
アメリカのハーバード大学のサイトには下記のように記載されていました。
アメリカ小児科学会(AAP)が2016年に発表したガイドラインでは、赤ちゃんが眠るのに最適な場所は両親の寝室だとしています。
ガイドラインには少なくとも6か月、できれば12か月になるまで自分の部屋ではなく、両親の部屋にベビーベッドまたはバシネット(またはベッドに安全に取り付けられた添寝台)をおいてそこで寝る必要があると書かれています。これはSIDS(乳幼児突然死症候群)や睡眠関連の死亡のリスクを軽減できるという研究が示されているためです。
しかし、2017 年 6 月のジャーナルPediatricsに掲載された研究は、これの欠点を指摘しています。
研究者によると、生後4 か月より前に自分の部屋で寝ていた赤ちゃんは、生後4 か月で両親の部屋で寝ていた赤ちゃんよりも、早く自分で寝ることができることがわかりました。
また、9 か月までに一人で寝ていた赤ちゃんは、9 か月で両親の部屋で寝ていた赤ちゃんよりもよく眠っていました。
ハーバード大学ヘルスブログ
アメリカの小児科学会(AAP)では生後6ヶ月まではベットは別で同室というのが推奨されているそうですが、研究によっては4ヶ月ぐらいで別室就寝させていた方がよく寝るという結果が出ているようですね!
ちなみにAAPのガイドラインには添い寝は絶対にやめるように書いてあります!
もちろん海外のご家庭でもさまざまな事情があるので、一律6ヶ月になったら子供と別室で就寝というわけではないと思いますが、日本よりは別室就寝が多いという調査結果が出ているそうです。
海外では別室就寝をさせているところも多いので、別室就寝自体が危険な行為というわけでないと思います。
Yahoo!知恵袋などでは「子供をそんな小さい時から別室で就寝させるなんで危なすぎる」「虐待だ」というような過激なコメントみかけます。私は実践してみて、「安全をしっかり確保した上で別室で就寝」させることは、むしろ子供の成長にもいい影響を与えると感じています。
1歳までは授乳したり、オムツを変えたりと夜に赤ちゃんのお世話をすることが多いので、別室よりも同室の方が楽な場合もあるかと思います。
1歳になると卒乳する子も増えるので、一般的な時期などはあまり気にせず子供とママのタイミングで別室就寝を始めてみてはいかがでしょうか?
我が家が1歳から別室就寝にした理由
1歳になってベビーベッドが狭くなり、ベビーベッド卒業後どこに寝かせればいいのかあれこれ検討し、我が家では親の寝室とは別の部屋に一人で就寝させることにしました。
我が家が1歳を機に別室で就寝をさせるようになった理由は以下です。
- すでにシングルが2台あり、添い寝も難しく、布団を敷くスペースもない
- ママの姿が見えると甘えたくなり、夜中や朝方に泣くのがしんどい
- ベッドに柵をつけることも検討したが安全面で不安が残る
ママの姿が見えたら夜中でも甘えたくなる
うちの娘はネントレのおかげで、親がいるより一人で寝る方が得意です。
ところが、夜中や朝方に眠りが浅くなりふと目が覚めてしまった時に、ママを見つけてしまい泣くということが成長とともに多くなりました。
ネントレ前から2階に寝かせているので、安全を考慮して監視カメラをベビーモニターとして使っていました。
ベビーモニターで観察していると、親がいない時間に目が覚めてしまった時にはキョロキョロ辺りを見回してまた眠りにつくのですが、キョロキョロ辺りを見回して親がいることがわかると泣いて呼ぶということがわかりました。(授乳ではないことも検証済み)
親がいると甘えたくなるので、夜中に起きて夜泣きのようになるのが嫌でした
しかも、ネントレのおかげか早寝早起きで、5:30や6:00に目が覚めてしまいベビーベットでギャン泣きをします。
私がベビーベットの隣で寝ていても布団にくるまっていて姿が見えなければ「あ、今日はママいないのか」と確認して再入眠できます。
とにかく目が覚めたらママがいるか確認して、居たら遊んでもらう。
居なければもう一度寝る。という設定のようでした。笑
ベビーベッドが狭い!大人と添い寝は落ちそう!
私たち夫婦はシングルベッドを2つ繋げて、キングサイズのベッドとして使っています。
子供を両脇に挟んで寝るということもできないことはなかったです。
しかし、子供が寝るのは19:30で親が寝るのは23:00だったので、親がくるまでの3時間半の間に、目が覚めてしまいつたい歩きで落ちたり、ハイハイで落ちたりしないか心配でした。(もちろん親が就寝するまではベビーモニターで監視してます)
しかも、夫の寝相がわるく、潰されないかも不安でした。
寝相の激しい夫は妊娠中の私のお腹の上に、平気で足を乗せられるほど寝相が激しいです。
パパに潰されて呼吸ができなくなったり、寝返りの影響でお布団が顔の上を覆ったりしないかも結構心配でした。
ベッドに柵をつけてベッドからの落下とパパの寝相の悪さを回避?
今のベッド(シングル2台)で3人寝ることが自体は狭いわけではないので、柵を付けて添い寝することも考えました。
夫、私、子供、柵の順に寝れば、夫の寝相からは回避できるし、子供側に柵があれば夫側までは遠いので落下の危険からも回避できそう!と考えました。
ベッドで歩き回ったりするようになったら柵を買い足して、キングサイズベッドを柵で囲うのもありだな〜と思っていましたが、ベッドの柵が危険だという情報を目にしました。
この記事をみてゾッとしました
確かに寝ながらコロコロ転がるので、ベッドと柵に挟まる可能性が高いな…と。
命に関わる危険を背負ってまで添い寝したいわけでもないので、柵の取り付けはやめました。
- すでにシングルが2台あり、添い寝も難しく、布団を敷くスペースもない
- ママの姿が見えると甘えたくなり、夜中や朝方に泣くのがしんどい
- ベッドに柵をつけることも検討したが安全面で不安が残る
1歳から別室就寝させてみて感じたメリットデメリット
そんなこんなで、別室就寝を始めて今年で3歳になります。実際に別室就寝をさせてみて感じたメリットとデメリットをまとめてみました!
別室就寝のメリット①一人で寝るのが怖くない
子供を早い段階で別室で就寝させると1人で寝ることを怖がることがなくなります。
我が家では1歳の時に始めたから余計にそう感じた部分はあるかと思います
「ママと一緒に寝る」ということがあたりまえになってしまっていると「ママ」がねんねグッズの一つになってしまうので、ママがいなければ寝れないという状況を作り上げてしまいます。
ジーナ式のネントレの本でもママやおっぱいをねんねグッズにしないように注意されています。
一人で就寝させることで、ママがねんねグッズにならないので、夜中に目覚めてママがいなくても不安になることもありません。
別室就寝のメリット②睡眠を妨げるものがないので朝まで熟睡
添い寝をしている時にはパパに蹴られたり、お腹の上に腕を乗せられたりして、不快で夜中に泣いて起きるということもありました。
親だけではなく、子供の寝相もレベルアップしていくので、夜寝た時の向きと反対を向いていることもあります。
1人で寝るようになってからも寝相はレベルアップしていきますが、誰かに当たったり、蹴られたりすることがないので起きる回数も少なくなり、朝までぐっすり寝ることが多くなりました。
別室就寝のデメリット①親がいるとテンションが上がって寝れない
1人で安心して寝ることできることの代償なのか、親がいると逆に寝れなくなります。
これのどこがデメリットなのかと思う人もいるかもしれませんが、旅行のときに大きなデメリットになります。
旅行というだけでテンションが上がっているのに、親が一緒に寝るという状況がさらにテンションを上げてくれるので中々寝付けないです。
別室就寝のデメリット②安全確保のためにグッズが必要
別室就寝するために安全確保が欠かせません。
1歳ぐらいだと、「痛い」「苦しい」「気持ち悪い」などの表現もできないため、親が早く体調不良を察知できるように環境を整えておく必要があります。
我が家の1歳からの別室就寝の環境設定はこちら
まとめ
今回は子供の別室で寝るのはいつからがいいのかについてお伝えしました!
- 海外では赤ちゃんと別室就寝を推奨している国もある
- 1歳ごろになれば安全面でも不安が少なくなる
- 1歳から別室就寝させる最大のメリットは親子の安眠、旅行へ出かけた時にはデメリットも有