流産の経験や母の胃がん発覚があり、いろいろな本を読み藤川先生の本にたどり着きました!
- 栄養の質が悪いことによる栄養失調を治せば自己治癒力が高まり、不調が治せる
- まずはタンパク質を意識して摂取する
- 慢性疾患のある人は鉄分、ビタミン、ミネラルも積極的に摂取する
- 医師任せにせず「健康自己管理」をしていくことが不調にならない方法
図解版も発売されましたね!!
栄養失調を治せば自然と不調が治る!
藤川徳美先生の【すべての不調は自分で治せる】では分子栄養学に基づいて、栄養をしっかり摂って自己治癒力を高めて、不調を治す方法が書かれています。
栄養失調を治す方法(藤川メソッド)は以下のように書かれています。
- タンパク質を摂ってタンパク質不足を解消させる(毎日 体重×1gのプロテイン)
- サプリメントで鉄分、ビタミン、ミネラル不足を解消させる
私は、2年前にこの本に出会い実践した結果効果を感じています。
藤川先生のおっしゃる栄養失調を治せば、本当に不調が良くなっていくので、是非みなさんにも知っていただきたいです!
第1章要約 栄養失調を治すためにタンパク質不足を解消させる
第1章では、タンパク質がなぜ必要なのか、どのくらいの量があればいいのかということが書かれています。
- タンパク質代謝ができなくなると慢性疾患の原因になる
- 摂取したタンパク質は数時間で代謝されるので1日3回ホエイプロテインを摂る
- タンパク質の一日の最低必要量は体重×1g(50kgの人なら50g)
- タンパク質不足かどうかはBUN(尿素窒素)、GOT、GTP、γGTPでみる
タンパク質は人の身体を維持していくために最も大切なものです。
しかし、身体を維持するために必要なタンパク質量を摂れていないので、みんな栄養失調になっていて、不調になってしまっているということが書かれていました。
その人に必要なタンパク質量は、身体の大きさによって変わってくるので体重×1gを目安に摂取するように書かれています。
例えば体重50kgの人であれば1日50gが必要です。
サーロインステーキにすると300g食べるとタンパク質50gを摂取で来た計算になります。
そして、成長期の中高生と妊婦、授乳婦は体重×1.5g、慢性疾患者は体重×2gを摂るように書かれています。
慢性疾患のある人こそサーロインステーキを毎日食べるなんて難しいですよね。
毎日、タンパク質を体重×1g摂取するとなると、お肉や卵をどれだけ食べたとしても食事からだけでは難しいので、ホエイプロテインで補うように推奨されています。
タンパク質不足解消法とタンパク質不足の確認方法
藤川先生のは、お肉、卵などのタンパク質+1日20g×2回のプロテインを推奨しています。
本には上記のプロテインが紹介されていましたが、藤川先生が言いたいのは上のプロテインがおすすめということではなくタンパク質をしっかりとることです。
私はチョイスのプロテインを1日3回と卵を1日3つ食べています!
毎日最低20g×2回のプロテイン+お肉、卵などのタンパク質を摂取し、タンパク質不足が解消されるとBUN値(尿素窒素)が上がると書かれています。
会社員で毎年健康診断を受けているような方は血液検査の結果表にGOT、GTP値が書かれているので、確認してみてください。
- 10以下 最重度タンパク質不足
- 10〜15 重度タンパク質不足
- 15〜20 軽度~中度タンパク質不足
※目標はBUN値20以上
BUN値20以上であってもGOT、GTP、γGTPが低値なら注意が必要
【すべての不調は自分で治せる】には書かれていませんでしたが、藤川先生の【メガビタミン健康法】には「アルブミン4.2以上、GOT、GPT、γGTPは20前後が理想」と書かれていました。
第2章要約 質的栄養失調を治すためにATPセットをはじめる
第2章では、鉄分、ビタミン、ミネラルがなぜ必要なのか、どのくらいの量があればいいのかということが書かれています。
鉄分
- 鉄分不足かどうか判断するのはフェリチン
- サプリメントで鉄分を摂る場合はキレート鉄を選ぶ
ビタミンとミネラル(ATPを増やす方法)
- ATP(エーティーピー)とは生きるための「エネルギー通貨」
- 子どもと男女別のメガビタミンATPセットの始め方
鉄分不足解消法と鉄分不足の確認方法
鉄不足かどうかを判断する基準はフェリチン値で確認するようにと書かれています。
- 100以下 鉄分不足
※目標はフェリチン150以上
(古い書籍は100と書いていますが、最新の本やブログには150を推奨と書かれています)
健康診断などの血液検査の項目にはフェリチンが入っていません。
自分のフェリチンを確認したい場合は血液検査前に医師にお願いして、自費で検査する必要があります。
私は会社の健康診断の血液検査前に「フェリチンを知りたい」と伝えて測ってもらいました。金額は1500円でした。
貯蔵鉄であるフェリチンを増やすために藤川先生はキレート鉄を1日100mgオススメしています。(ヘム鉄のサプリメントは非効率なので非推奨)
楽天などでも手に入りますが、IHerb の方が少しお安く手に入ります!
キレート鉄と調べると「鉄過剰」について言及している医師や研究者もいますが、藤川先生は「鉄過剰を心配するよりまずは鉄不足を心配するように」と本でおっしゃっています。
鉄過剰について心配な方は、サプリメントを始める前に読んで勉強しておくことをお勧めします。
キレート鉄を1日100mg摂取して、フェリチンが150を超えたら女性(月経有)は1錠に減量、男性は中止してもOKと書かれています。
ATPセット(メガビタミン)の始め方
生きるための「エネルギー通貨」としてATP(アデノシン三リン酸)という小さな物質が存在します。
体を動かすにも、頭を使うにも、呼吸をするにも、心臓を動かすにも、食物を消化吸収するにも、各種ホルモンを合成するにもATPが必要になります。
生きるためにATPを作り続けないと人間は動くことができません。
その大事なATPを量産するためにビタミンとミネラルが必要です。
ATPを増やすセットをATPセットと呼んでいます。下記はATPセットの内容です。
鉄:Iron(キレート鉄)36㎎ 100mg | 夜に3錠 |
ビタミンB:B50complex 100~300mg | 朝、昼、夜1錠ずつ |
ビタミンC:C1000 3000mg~9000mg | 朝、昼、夜1~2錠ずつ |
ビタミンE:E400(d-α-トコフェロール含有) 400~800IU | 朝1~2錠ずつ (鉄と8Hあける) |
クエン酸マグネシウム:クエン酸Mg 400~800mg | 朝、昼、夜1錠ずつ (お腹の調子をみながら) |
「すべての不調は自分で治せる」にはATPセットにマグネシウムが入っていないのですが、新しく出版された「図解すべての不調は自分で治せる」などには新ATPセットとしてマグネシウムが追加されています。
上記は一般的な方が不調を治す際の量で、病気別や年齢別にも書かれています。子どものサプリメントについても書かれているので記載しておきます。
ビタミンC:C1000 年齢×1000mg | 朝、昼、夜1錠ずつ |
ビタミンB:B50complex 200~600mg | 朝、昼、夜1~2錠ずつ |
ナイアシンアミド:ナイアシンアミド 1500mg(6歳まで)~30000mg(7歳以上) | 朝、昼、夜1~2錠ずつ |
鉄:チュアブル鉄(キレート鉄) 60mg程度 (中学生以上は大人と同じ100mg) | 夜に1~2錠 |
マグネシウム:クエン酸Mg 100~400mg | 朝、昼、夜1錠ずつ (お腹の調子をみながら) |
子どものサプリメントについては「天才ごはん」にさらに詳しく書かれています。
子どもは錠剤が飲めないので、工夫して飲ませる必要がありますが、飲ませ方などについても詳しく書いてあります。
うちの子はまだ4歳で苦みにも敏感なので、苦手意識が出ないように赤ちゃんミルクで栄養を補いながら少しずつサプリメントを始めています!
ATPセットが続けて飲めるようになり、健康を維持したい方のためにプロテイン+ATPセット+アドオンセットが提案されています。
アドオンセットにはビタミンA、ビタミンD、セレンの始め方が書かれています。
他にもベンフォチアミンやナイアシンの摂取方法についても書かれていますが、あくまでもプロテイン+ATPセットがしっかり継続できるようになってから飲むようにと書かれています。
藤川メソッド 新ATPセットの実践結果
藤川先生の本を4冊読み、藤川先生のフェイスブックやブログなども読みつくしてからプロテイン+ATPセット(藤川メソッド)を始めた私の体験をこちらでご紹介します!
ATPセットを始める前の体調|不調だとは思っていなかった
特に不健康だと思ったこともないですが、10代のころから血液検査のたびに貧血を指摘されていました。
正直それ以外では不調を感じたことはなく、天気が悪いと頭が痛くなることと、慢性胃炎であることぐらいです。
2022年の春、知り合いに進められたのが藤川先生の本でした。
その時には本の内容が難しくて理解なかったので、とりあえずプロテインを始めました。
しかし、「ドロッとした感じが嫌」「甘すぎて飲みにくい」と感じてしまい中々継続して飲むことができませんでした。
本の内容が理解できるようになった今見るとAST、ALT、γGTPがめちゃくちゃ低値なのがわかります。
ヘモグロビンも11.2で貧血。E判定(要治療)の結果がでています
そして2022年の秋に2回目の妊娠で化学流産し、出血性ショックを起こして1週間入院しました。
出血性ショックを起こして「あ、私このまま死ぬかも」という体験をしたことで「流産で死にそうになっていてはまずい!鉄分不足を解消させて元気に2人目を出産しよう!」と決意してプロテインを始めることができました。
プロテイン+新ATPセット実践から4か月でフェリチン277
流産で入院している間にアイハーブでサプリメントを購入し、自宅に返ってきてから早速始めました。
いつもプロテインはチョイスのプロテインを飲んでいます!
そして、2023年2月の健康診断でフェリチンを測定してもらうと277、ヘモグロビンも13.8になっていたので、鉄分は1日1錠にしました
- 仕事から帰るとだるくてごはんが作れない日もあったけどだるさが軽減した
- 階段を上ると息切れをしていたけど息切れせずに階段が上れるようになった
貧血の時は毎日とてもしんどかったです。退院後はヘモグロビンの数値の酷かったので、本当にしんどかったです。
貧血が直ったら「今までごろごろしていたのは私のさぼり癖ではなくて鉄分不足だったんだ」ということに気がつきました。
妊娠、つわりでプロテインが飲めなくなると息切れをするように
フェリチンが277を超えてからももちろんプロテインは続けていました。
数か月後に妊娠して、つわりが始まってしまいました。私のつわりは食べられなくなるタイプなので、いつも5キロほど体重が落ちてしまいます。気持ち悪すぎてプロテインも飲めなくなってしまいました。
すると妊娠中期から息切れが始まるようになり「妊娠症状か、心臓疾患か、ホルモンバランスの乱れかわからないので大きい病院で検査してきて」と産院で言われました。
エコーを撮ったりしていろいろ検査しましたが、異常なしでした。
しかし、血液検査の結果、あまりにも数値が低くて愕然としました。その時の血液検査がこちらです。
総蛋白、AST(GOT)、ALT(GPT)、尿素窒素(BUN)すべて低値でした。
こんなに低値ということは重度のタンパク質不足に陥っていたことが原因で毎日息苦しさを感じていたのかもしれません。
フェリチンは測ってもらいませんでしたが、鉄分のあるものも取れていなかったので多分低かったと思います。
藤川先生のブログにも妊娠するとフェリチンが減るとかかれていたので、まさにその通りだと実感しました。
一回の妊娠出産でフェリチンは50低下しますので、妊娠を希望される方は最低50以上、可能ならば100以上を維持したいものです。
精神科医こてつ名誉院長ブログ 鉄不足対策! フェリチン目標値150にアップデート
プロテインを継続して4~5ヶ月で元気になってきたことを実感できるように
妊娠後期~産後プロテイン+ATPセットをしっかり続けました。
プロテインを1日3回しっかりとれるようになってきてから4ヶ月ほどすると気がついていなかった不調が改善していたことに気がつきました。
- 年中ガサガサしていた唇がガサガサしなくなった
- 年中ガサガサしていたかかとがガサガサしなくなった
- ふにゃふにゃだった爪が硬くなって、割れなくなった
- 足がむくまなくなった
- プロテインを飲むのが苦じゃなくなってきた
- 夕方、疲れにくくなった
- 朝から疲れていたのにスッキリ起きれる日が増えた
- 年に数回していた動悸が起こらなくなっていた
今まで唇とかかとのガサガサは「お手入れ不足」だと思っていましたが、タンパク質不足だったんだなということに気がつきました。
何時間寝てもしんどかったのに調子のいい日があることに気がついてからは「これもタンパク質不足が原因だったのかな!?」と驚きました。
今はATPセット+アドオンセットも始めています!
まとめ
最初に【すべての不調は自分で治せる】を読んだ時には難しくて理解できなかった部分も多かったのですが、何度も読んで実践していくうちに本に書かれている内容が理解できるようになりました!
皆様もぜひ購入して繰り返し読んでみてくださいね!
- 栄養の質が悪いことによる栄養失調を治せば自己治癒力が高まり、不調が治せる
- まずはタンパク質を意識して摂取する
- 慢性疾患のある人は鉄分、ビタミン、ミネラルも積極的に摂取する
- 医師任せにせず「健康自己管理」をしていくことが不調にならない方法
マグネシウム風呂も実践中なので、よかったら参考にしてみてください!